口腔外科|都立大学駅2分|歯周病学会認定医在籍の都立大学上田歯科

〒152-0032 東京都目黒区平町1丁目23-15

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口腔外科

口腔外科|都立大学駅2分|歯周病学会認定医在籍の都立大学上田歯科

当院の口腔外科の特徴

口腔外科の治療をする医師

口腔外科の領域は、通常の抜歯から比較的困難な親知らずの抜歯、顎関節の問題、口腔粘膜疾患、事故による外傷への対応など、診療内容が多岐にわたります。一方で、地域の診療所では、スタッフの技量(専門性の違い)や病院の設備が限られるため、必要となる処置が十分に行えないことがあるのも実情です。そこで重要となってくるのが、正しい診断能力および専門機関との連携だと当院は考えております。当院では最新鋭の歯科用CTをはじめ、精密診断に必要な環境を十分にご用意しております。他の専門機関との強固な連携も行っておりますので、どのようなお悩みでも安心してご相談ください。

口腔外科とは

口腔外科は、口腔、顎、顔面、ならびにその隣接組織に現れる疾患を対象とする診療科です。親知らずの抜歯をはじめ、顎関節症、口腔粘膜疾患、口腔内腫瘍、先天性疾患など、診療内容は多岐にわたります。また、事故やスポーツなどで生じた外傷に対する治療も口腔外科の領域です。

このような症状・状態のときはぜひご相談ください

  • 口内炎ができた
  • 親知らずが気になる
  • 歯が欠けた・折れた
  • 口の中・周囲に怪我をした
  • 口の開閉時に顎の関節から音がする
  • 口を開けるときに痛みを感じる
  • 口を大きく開けることができない
  • 唇顎口蓋裂などの先天性疾患を指摘されたことがある
  • 舌の痛み・味覚の異常・口の渇きを感じる

口腔外科の主な治療内容

親知らずの抜歯

口腔外科における身近な外来手術に「親知らずの抜歯」があります。親知らずは、口腔内の一番奥に生えてくる永久歯で、第三大臼歯(だいさんだいきゅうし)とも呼ばれます。生えてくる時期は一般的に10代後半から20代前半とされていますが、まれに30~40歳頃に生えてくることもあります。一方で、はじめから親知らずがない方や、上下左右の4本が揃っていない方など個人差もあり、斜めに生えてくることや、歯茎の中に埋まったままになることもあります。親知らずは、必ず抜かなければならないというものではなく、痛みや周囲組織への悪影響がない場合には無理して抜く必要はありません。抜歯が必要な状態としては、「歯茎の腫れや痛みを繰り返している」、「頻繁に食べ物がつまる」、「親知らずまたはその手前の歯がむし歯なっている」、「親知らずが他の病気の原因になっている」などの場合です。抜歯は、周囲の神経や太い血管の確認が必須となります。当院では最新鋭の歯科用CTを導入しておりますので、親知らずの抜歯も安心してお任せください(神経および血管との位置関係によっては抜歯を推奨しない場合や他の専門機関をご紹介させていただくことがございます)。

通常の抜歯処置

一般的に抜歯は、むし歯や歯周病が進行し、歯の保存が不可能になった場合に行われます。近年の歯科医療では、可能な限り歯を残す潮流がありますが、一方で抜歯を行わなければ周囲の組織やお身体に悪影響をおよぼすケースもあり、抜歯を選択せざるを得ない場面も少なくありません。また、矯正治療や他の疾患の治療のために抜歯を行うケースもあります。

顎関節症
(がくかんせつしょう)

顎関節症は、顎の関節と筋肉に起因する疾患です。「顎を動かすとカックン、コッキンという不快な音がする」、「大きく口を開こうとすると痛みがある」、「顎が思い通りに動かせない」といった症状が認められる他、片頭痛や肩こり、腕や指のしびれ、鼻や耳の不快感を生じることもあります。原因としては、ストレスなどの精神的な要因、夜間の歯ぎしりやくいしばり、頬杖(ほうずえ)などの習癖、咬み合わせの異常、解剖学(骨格)的な問題などが考えられています。軽症の方から重度の方まで症状に個人差が大きく、治療を行っても効果がなかなか実感できないこともありますが、症状を放置すると顎の機能が破壊されてしまうこともあるため、心当たりのある患者様はお早めの受診を推奨いたします。

口腔粘膜疾患

口腔粘膜疾患とは、お口の粘膜に炎症や腫瘍、アレルギー反応などが出現する疾患の総称です。口腔内の粘膜は刺激に対して過敏であり、その場に存在する細菌(常在菌)も様々な種類が認められます。そのため体調の影響を受けやすく、腫れ、潰瘍(クレーター状の傷)、変色など様々な症状が出現します。原因の精査と正しい処置が必要となるため、お口の粘膜に異常がみられた際にはぜひご相談ください。

口腔内腫瘍

口腔内腫瘍は、大きく良性と悪性に分けられます。良性腫瘍には、顎の骨に生じる歯原性腫瘍(エナメル上皮腫、歯牙腫など)と口腔粘膜に生じる非歯原性腫瘍(乳頭腫、線維腫、血管腫など)があります。一方、悪性腫瘍とは、いわゆる口腔がんのことであり、発生部位によって舌がんや歯肉がんと呼ばれます。口腔がんの発生要因は数多く考えられますが、代表的なものは喫煙と飲酒です。喫煙者の口腔がんによる死亡率は、非喫煙者の約4倍とも言われており、重度の飲酒もハイリスク因子と報告されています。また、不衛生な口腔環境や、ヒトパピローマウイルスなどのウイルス感染も原因と考えられています。日々のセルフケアに加え、当院の予防歯科などもご活用いただき、定期的な口腔がんのチェックを受けていただくことを推奨いたします。

先天性疾患

口腔と顎に発生する先天性疾患として、本邦では口唇裂(こうしんれつ)や口蓋裂(こうがいれつ)の報告が多いとされています。このほか、顔の一部にも症状がみられる斜顔裂(しゃがんれつ)や横顔裂(おうがんれつ)もあり、舌の形態・機能に異常がみられることもあります。治療は出産直後から成人となるまで長期にわたります。地域の診療所と専門機関が連携し、口腔外科、矯正歯科、小児歯科、形成外科、耳鼻咽喉科、小児科など多岐にわたる診療科での包括的な治療が必要となります。

顎顔面外傷

口腔内や口の周囲、顔面に負った外傷を顎顔面外傷(がくがんめんがいしょう)と呼びます。歯については、ひび割れ・破折・脱臼(抜け落ちること)、嵌入(歯茎の中に埋もれてしまうこと)などがあり、その他には口腔粘膜や口唇の傷、顎の骨の骨折などがあります。転倒や事故、スポーツ中の怪我など原因は様々です。顎顔面外傷は機能面の問題もありますが、外見面でも大きな問題を生じることがあり、早期治療が重要となります。受傷時はなるべく早く歯科医院を受診していただくことをお勧めいたします。

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