むし歯治療|都立大学駅2分|歯周病学会認定医在籍の都立大学上田歯科

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むし歯治療

むし歯治療|都立大学駅2分|歯周病学会認定医在籍の都立大学上田歯科

当院のむし歯治療の特徴

歯が痛み頬に手を当てる女性

当院では、歯を削る量を最小限に抑える低侵襲治療を心掛けています。むし歯の進行程度にもよりますが、歯を削る量を最小限にとどめることで、①痛みの軽減、②即日治療、③審美性の確保(見た目の良い治療)に貢献することができます。
歯を削る際に生じる痛みは、歯の神経が受ける刺激に由来しています。歯の神経は受容した刺激をすべて痛みに変換してしまうため、歯を削る際に使用する器具による振動や注水が痛みを誘発してしまうのです。しかし当院では、歯を削る量を最小限にし、神経までの物理的距離を確保することにより、可能な限り痛みの少ない治療を心掛けています。
また、当院では歯の神経をできるだけ残す治療を心掛けています。むし歯が進行し歯の神経に到達してしまっている場合、神経に感染が生じ、痛みや違和感につながることがあるため、神経を取る治療(歯内治療)を行う必要があります。しかし、神経を取る治療を行った歯は、栄養供給を受けることができなくなり、治療の際に歯自体も削ることから、歯の強度が低下し、ヒビが入ったり折れたりするリスクが高くなります。このことから当院では、常に神経までの距離を考え、場合によってはむし歯に侵された組織も意図的に温存し、薬剤を用いることで可能な限り神経を残す治療を行います。

むし歯とは

むし歯は正式名称を「齲蝕(うしょく)」といい、お口の中の細菌が産生する酸により歯が溶かされてしまう疾患です。この疾患を引き起こす代表的な細菌はミュータンス菌と呼ばれる細菌で、飲食物に含まれる糖分を摂取することにより増殖します。その結果形成された細菌の塊を「歯垢(しこう)=プラーク」といい、このプラークが歯の表面に長時間付着することで歯を溶かす「脱灰」という現象が生じます。
初期段階のむし歯に自覚症状は現れませんが、脱灰が進行し歯の神経に近くなってくると痛みを伴うようになります。それでもなお放置を続け、脱灰が神経に到達すると歯の神経に感染が生じ激しい痛みを伴うようになり、やがて神経が死んでしまう「失活(しっかつ)」という状態に至ります。失活の状態まで進行した場合、一時的に痛みは消失しますが、歯の根の先に膿がたまるようになり、違和感や痛みの出現を繰り返すようになります。
上記のことから、むし歯の治療は早ければ早いほどお身体への負担・侵襲を軽減することができます。むし歯が進行した際に生じる痛みは非常につらいものです。当院ではなるべく早く患者様がこれらの苦痛から解放されることを最優先に考え、治療中も痛みを極力おさえた施術を心掛けます。「むし歯かもしれない」と感じた際には、ぜひお早めにご相談ください。

このような症状・状態のときはご相談ください

  • 歯の表面が黒い
  • 歯の表面に穴があいている
  • 冷たいものがしみる
  • 熱いものがしみる
  • 甘いものがしみる
  • 歯がズキズキ痛む
  • 食べ物がよく挟まる
  • 噛むと痛い
  • 歯医者にしばらく行っていない

むし歯の進行程度と治療法

歯の表層に限局したごく初期のむし歯

CO:歯の表層に限局したごく初期のむし歯

CO(シーオー)は、caries(カリエス:むし歯)とobservation(オブザベーション:観察)の頭文字をとっており、むし歯にはなっているものの治療の緊急性は低く、経過観察とする場合が多い状態を示します。細菌が産生する酸により歯が溶かされる脱灰が始まった初期の段階で、歯の表面が白く濁って見えますが穴は空いておらず、お痛みなどの自覚症状も認められません。

治療法

ブラッシング指導、食習慣の改善、専門的クリーニング、歯の組織を強化するフッ素剤の塗布などを行い、お身体に侵襲を加えることなく治療します。

歯の表層に小さな穴が空いたむし歯

C1:歯の表層に小さな穴が空いたむし歯

歯の表層を形成する「エナメル質」が溶かされ、小さな穴が空いた状態です。部位が肉眼で確認できる場合は黒ずんで見え、飲食の際やブラッシング時に冷たいものがしみる症状が現れます。お痛みは生じないこともあり、むし歯かどうかの判断がつきにくい状態でもあります。

治療法

C1の段階では、CO同様に歯を削らず治療することや、削る場合にも麻酔薬を使用せず、削る量を最小限に抑えて治療することが可能です。多くの場合、むし歯の部分のみを削り、白い樹脂の材料(コンポジットレジン)を充填し修復します。見た目(審美性)にも優れた治療が可能です。むし歯かどうかの判断が難しい段階ではありますが、C1までに受診していただくことが理想的です。

歯の内部まで進行したむし歯

C2:歯の内部まで進行したむし歯

むし歯が歯の表層(エナメル質)を超え、内側にある「象牙質」まで達した状態です。部位が肉眼で確認できる場合は黒色または茶色に見え、冷たいものや甘いものを口にするとしみる・痛むなどの症状が現れます。象牙質に達したむし歯は、進行速度が早くなるため早期の治療が必要となります。

治療法

C2の段階では、神経までの距離が近くなっていることから、治療に際しお痛みを感じる場合には局所麻酔薬を併用して治療を進めていきます。むし歯の部分を削り取り、多くの場合、C1同様白い樹脂の材料(コンポジットレジン)を充填し修復します。C2の場合、むし歯が広範囲に至ることもあるため、型を取って被せ物(クラウン)を製作することもあります。被せ物には保険適用のものから、お身体に優しく、より見た目(審美性)に優れた自費製作のものまで種類がございますのでご相談ください。

歯の神経まで進行したむし歯

C3:歯の神経まで進行したむし歯

むし歯が歯の最深部にある神経(歯髄)まで進行した状態です。冷たいもの、甘いものに加え、熱いものでもしみる・痛むなどの症状が現れます。また、安静時や就寝時など、歯に刺激が加わっていない時にも痛みを生じる可能性があります。

治療法

C3の段階では、歯の神経(歯髄)に細菌感染が生じているため、神経を取り除き、神経が存在していた空間につめ物を充填する歯内治療を行います。その後は、むし歯の範囲にもよりますが、人工の土台を形成し、被せ物(クラウン)で修復を行います。C2同様、被せ物には保険適用のものから、お身体に優しく、より見た目(審美性)に優れた自費製作のものまで種類がございますのでご相談ください。

むし歯の進行を放置し、歯の根(歯根)のみが残っている状態

C4:むし歯の進行を放置し、歯の根(歯根)のみが残っている状態

むし歯により歯の大部分が溶かされ、歯の根(歯根)のみが残ったむし歯の末期の状態です。この段階に至ると、歯の痛みを感知する神経が死んでいる状態となるためお痛みは感じません。しかし、死んだ神経はお身体にとって有害な感染源となるため、放置すると歯の根(歯根)の先に膿がたまり、やがて違和感やお痛みを繰り返すようになってしまいます。

治療法

C4の段階では、ほとんどの場合残された歯の根(歯根)を除去する抜歯処置が必要となります。抜歯処置後は、ブリッジ、入れ歯、インプラントなどの方法で、失われた歯の機能を回復する治療(口腔機能回復治療)を行います。口腔機能回復治療については、保険適用の治療法のほか、自費治療のみ取り扱いのある治療法もございますのでご相談ください。

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