インプラント|都立大学駅2分|歯周病学会認定医在籍の都立大学上田歯科

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インプラント

インプラント|都立大学駅2分|歯周病学会認定医在籍の都立大学上田歯科

当院のインプラント治療の特徴

インプラントの模型

近年、インプラント治療の普及は目まぐるしく、今となってはインプラント治療を行っていない歯科医院の方が珍しくなってきました。しかし、忘れてはならないのは、インプラント治療はお身体へのリスクを伴う外科処置であり、決して簡単な処置ではないということです。当院では、インプラントの研究で歯学博士を取得し、論文・著書の執筆や学会発表を数多く行ってきた歯科医師がインプラント治療を担当いたします。口腔内の状況から全身状態まで丁寧に検査し、安心・安全なインプラント治療をご提供いたします。
また、インプラント治療において重要なことにメインテナンスが挙げられます。インプラントのメインテナンスには歯周病の知識が必要となることから、「インプラント治療は歯周病科医が担当するもの」と考える国も少なくありません。当院には、日本歯周病学会認定医とトレーニングを受けた歯科衛生士が在籍しておりますので、メインテナンスも安心してお任せください。
セカンドオピニオンのご相談もお待ちしております。インプラント治療を行うべき状況の判断や、逆にインプラント治療を行わない方がいい症例のご相談まで、お気軽にご相談ください。

インプラントとは

何らかの理由で歯を失った場合、従来はブリッジや入れ歯による治療が一般的でしたが、近年第三の方法としてインプラント治療が普及しています。インプラント治療は、チタンまたはチタン合金により製作された人工の歯根(歯の根っこ)を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療方法です。ご自身の歯と変わらない見た目と、自然な噛み心地を実現できます。また、歯が失われた部位に直接人工の歯を植立することができるため、ブリッジのように周囲の歯を削ったり、部分入れ歯のように留め具が目立つこともありません。

このような症状・状態のときはぜひご相談ください

  • 歯を失ってしまった部位が気になる(放置している)
  • ブリッジや入れ歯を使用しているがよく噛めない
  • 入れ歯を使用しているが違和感がある
  • 部分入れ歯を使用しているが金属の留め具が気になる
  • 歯を失った部位に治療が必要だが、隣の歯など他の部位には手を加えたくない

インプラント治療の適応条件

インプラント治療を行うにはいくつかの条件があります。まず、インプラントを埋め込む顎の骨(歯槽骨)が健康で、骨の厚み・高さなどが十分にあることです。インプラントを埋め込むのに十分な骨が不足している場合には、足りない骨を補う「骨造成」という処置が必要になります。骨造成には種々の方法が存在しますが、補いたい骨の量によっては専門機関の受診が必要になることもあります。また、インプラント治療は外科手術を必要とするため、CTをはじめとする精密検査を受けていただき、口腔衛生状態、歯周病の有無、神経や血管の位置関係、全身状態(服用薬)の確認などが必要となります。検査結果によっては、インプラント治療自体がお身体にとって悪影響になる場合や、埋め込んだインプラントが使用できなくなることもありますので、まずはインプラントの適応条件をご確認いただくことが重要となります。

メインテナンスの重要性

インプラント治療にとって、術後のメインテナンスは非常に重要なものです。インプラントは人工物のため、ご自身の歯と違い免疫機能が備わっていません。そのため天然歯に比べ、汚れや咬み合わせの異常による弊害がすぐに症状として現れます。このことから、ブラッシングを基本とするセルフケアおよび医院を受診して行うプロフェッショナルケアを継続し、異常が認められた際には早期に対応することが求められるのです。以下に、インプラント治療後に生じる問題をいくつかご紹介します。

インプラント周囲粘膜炎

インプラント周囲粘膜炎は、インプラント周囲炎(下記参照)の前段階と考えられ、インプラント周囲粘膜の赤み・腫れ・検査時の出血を認める疾患と定義されています。

インプラント周囲炎

インプラント周囲炎は、上記インプラント周囲粘膜炎の症状に加え、インプラント周囲の骨の喪失を認める疾患と定義されています。インプラント周囲炎まで進行すると治療が非常に困難であり、症状が進行するとインプラントが抜け落ちてしまう可能性もあります。その発症には、口腔衛生不良、歯周病の既往、喫煙、糖尿病などの全身疾患、咬み合わせの異常など様々なリスク因子が関与すると言われています。現時点では口腔衛生を徹底し、いかにその発症を抑えるか、またはインプラント周囲粘膜炎からインプラント周囲炎への進行を阻止するかが重要とされています。

インプラントの破損

インプラントの破損は、起きている部位や程度により重症度が大きく異なります。人工の歯の部分(骨に埋まっている部分よりも上部)に限局した破損については、表面の材料の破折などがしばしば認められ、経過観察や人工の歯の部分の再製作を行い対応します。一方で、人工歯根の部分(骨に埋まっている部分)の破損については、インプラントの除去を必要とする可能性もあり注意が必要です。いずれも原因には様々なものが考えられますが、多くはメインテナンス不良や咬み合わせの異常に起因するものです。

インプラントの構造と素材

インプラントは、基本的に「インプラント体(フィクスチャー)」、「アバットメント」、「上部構造」の3種類のパーツから構成されています。いずれも材質には、チタン、チタン合金、ジルコニア(人工ダイヤモンド)などが使用されています。

インプラント体

顎の骨に埋め込む人工の歯根(歯の根っこ)を「インプラント体(フィクスチャー)」と呼びます。インプラントメーカーにより様々な形状・長さ・太さが用意されており、骨の量や埋め込む位置によって選択されます。

アバットメント

インプラント体(フィクスチャー)に接続される上部構造の芯の部分を「アバットメント」と呼びます。アバットメントにも形状・長さ・太さなどによって様々な種類が存在しますが、症例によっては患者様に最適な条件で製作する「カスタムアバットメント」と呼ばれるオーダーメイドのアバットメントを用意することもあります。

上部構造

アバットメントに装着される人工の歯の部分を「上部構造」と呼びます。材質には、症例により様々なものが使用されますが、基本的には天然歯の被せ物(クラウン)に使用される材料に準じます(「むし歯治療」参照)。

インプラント治療の流れ

1

カウンセリング

まずは丁寧なカウンセリングを行い、患者様に最適なインプラント治療を一緒にプランニングしていきます。現在お困りの症状・状態から治療内容や使用材料に対するご要望まで幅広い内容のヒアリングを行い、最適な方法をご提案いたします。

2

検査

インプラント治療において最も重要な工程です。通常のレントゲン撮影に加え歯科用CTも用い、顎の骨の状態や神経・血管の位置関係を精密に検査していきます。ここで撮影された画像は、外科手術のシミュレーションや手術中使用する装置の製作にも利用されます。また、インプラント治療においては全身状態や服用薬の確認も非常に重要です。問診票への記入およびヒアリングを行い、場合によっては医科への対診を行います。
※検査結果によっては、インプラント治療がお身体にとって悪影響と判断される場合もあります。その場合、施術は見送らせていただくこともございますがご了承ください。

3

基本治療

インプラントを埋め込む手術の前に、クリーニングをはじめとする必要な処置を行います。外科手術を行う上で、手術を行う部位の衛生状態は非常に重要です。口腔内の状況によっては、まずむし歯や歯周病の治療を優先し、外科手術に臨む準備を整えてからインプラント治療を開始することもあります。治療に時間がかかることもありますが、この工程を疎かにしてしまうと、前述のようなインプラント治療後のトラブルにつながります。

4

外科手術

インプラントに関する外科手術には様々な術式が存在しますが、当院で行っているのは最も基本的な方法となる「2回法」と呼ばれる術式です。2回法は文字通り外科手術を2回に分けて行う術式となりますが、顎の骨の状態を把握しやすく、術後感染も起こりにくい安全な方法です。1回目の手術では、顎の骨にインプラント体(フィクスチャー)を埋め込み、手術部位を縫合して完全に封鎖します。その後、埋め込んだインプラントが顎の骨に定着するまで一定期間経過観察を行い、2回目の手術では、埋め込んだインプラント体(フィクスチャー)にアバットメントを接続する準備をします。いずれも手術時には麻酔を使用するため痛みを感じることはありません。

5

仮歯の製作

2回目の手術以降、歯茎の状態が安定したら、型取りを行い仮歯(プロビジョナルレストレーション)の製作を行います。この仮歯の製作には重要な意味があり、計画している上部構造の形態や咬み合わせがお身体に調和しているかを判断するために使用します。この仮歯は調整が容易な材料で製作されるため、色調には若干劣りますが患者様の意見をすぐに反映することができます。また、調整した仮歯を装着することにより、インプラント周囲の歯茎の形態を整えるはたらきもあります。

6

上部構造の製作および装着

仮歯により患者様に最適な上部構造の条件を整えることができたら、いよいよ最終的な上部構造(被せ物)の製作に取り掛かります。最初のカウンセリング時に聴取した情報はもちろんのこと、この段階でも再度患者様の希望や意見を取り入れ、オーダーメイド感覚で患者様に最適な上部構造を製作します。当院では、実際に上部構造を製作する技工士に立ち会っていただき作業を進めていきます。上部構造が完成したら、咬み合わせの調整、研磨などを行い装着します。

7

メインテナンス

前述のように、インプラント治療においてメインテナンスは非常に重要です。当院では、セルフケア対策のブラッシング指導に加え、定期的な検査、歯科医師または歯科衛生士による専門的クリーニングなどのプロフェッショナルケアを行っていきます。ご来院いただく頻度・タイミングなど、患者様に最適なメインテナンスプランをご提案させていただきますので、ぜひご活用ください。

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