〒152-0032 東京都目黒区平町1丁目23-15
03-5701-1221
小児歯科
当院には、学校歯科医として長年中学校の歯科検診を担当してきた歯科医師が在籍しており、乳歯と永久歯が混在する成長発育期の複雑な口腔内にも丁寧に対応いたします。また、保育士免許を取得しているスタッフも在籍していることから、大切なお子様にもリラックスした状態で診察を受けていただけます。歯茎の炎症やむし歯の治療・予防はもちろんのこと、歯並びや指しゃぶりなどの習癖、食生活のご相談まで一貫して対応いたします。お子様のお口の中について、不安やお悩みがございましたらお気軽にご相談ください。
小児歯科は成長発育期におけるお子様の治療・予防を行う診療科です。歯は生後約6か月頃より乳歯が生えはじめ、2歳半頃までには約20本の乳歯が並ぶと言われています。その後6歳頃より永久歯への生え変わりが始まり、13～15歳頃にはほとんどの永久歯が揃います。このような変化の中で、むし歯の有無、歯並びの状態、生え変わりが正常に進んでいるかなどを確認することは成長発育上非常に重要なことであり、永久歯や成長後の口腔内に悪影響が出ないよう治療計画を立てるのが小児歯科の特徴です。
このようなお悩み・症状がございましたらご相談ください
乳歯は、永久歯に比べ歯を形づくる歯質という組織が柔らかいため、むし歯になりやすいことが知られています。歯の溝も永久歯に比べ深いため、食べかすがつまりやすく、歯垢＝プラークの除去も困難です。進行速度も速く、痛みなどの自覚症状がほとんどないまま急速に進行することもあります。このことから、乳歯のむし歯対策には日頃からの予防が非常に重要であり、異変に気が付いた時には早期の受診が必要となります。
基本的には成人の治療法に準じますが、乳歯のむし歯の場合、その後生えてくる永久歯への影響を考慮し治療を進めていきます。そのため、歯を削る量を意図的に最小限にしたり、歯並びへの影響を考慮し大きなむし歯でも抜歯を見送ることなどがあります。
歯肉炎とは、細菌のかたまりであるプラークが引き起こす歯茎の炎症で、歯茎が腫れたり、ブラッシング時に出血がみられる疾患です。この状態を放置すると、炎症が歯茎から歯を支える骨に波及し歯周炎につながります。健康な歯茎は薄いピンク色で引き締まった形態をしていますが、もしお子様の歯茎に「赤みが目立つ」、「ブヨブヨしている（丸みを帯びた形態をしている）」、「出血がある」などの症状がみられた際には、お早めにご相談ください。
基本的には成人の治療法に準じますが、お子様の歯肉炎の場合、ご本人様へのブラッシング指導や専門的なクリーニングに加え、保護者様への仕上げ磨きの指導などを行うことがあります。
ブラッシング指導
予防において最も有効な手段は、いつの時代も歯ブラシによるブラッシングです。幼少期のうちからブラッシングの習慣を身につけることが重要であり、お子様が小さいうちはブラッシングに苦手意識をもたないよう、歯ブラシが口の中に触れる感覚に少しずつ慣れさせることが重要です。お子様がある程度ご自身でブラッシングを行えるようになってからは、当院で歯ブラシの使い方や汚れが残りやすい部位の指導を行っていきます。また保護者様に向けて、仕上げ磨きの方法や食生活の指導なども適宜行わせていただきます。
フッ素剤塗布
フッ素には、むし歯の原因菌による酸の生成を抑制する働きがあり、とくに乳歯や生えて間もない永久歯はフッ素剤塗布の効果が大きいことが知られています。フッ素剤塗布によるむし歯予防は、乳歯が生え始める1歳前後から開始し、3～4か月に1回程度、定期的に継続することで効果が発揮されます。ただし、フッ素剤塗布を行ったからといってむし歯ができなくなるわけではありませんので、お子様自らのブラッシング習慣や保護者様の仕上げ磨きが疎かにならないよう心掛けましょう。
シーラント処置
シーラント処置とは、むし歯になるリスクの高い歯の溝を歯科用の樹脂の材料で塞ぐ処置のことを言います。乳歯は歯の溝が永久歯に比べ深く形も複雑なため、食べかすやプラークが残存しやすいことから、シーラント処置がむし歯予防に大きな効果を発揮します。
定期検診
当院では、目立った異常がなくても定期的な検診を受けていただくことを推奨しております。定期的に受診していただくことで、お子様の歯科医院に対する苦手意識をなくし、問題が見つかった際にも早期に対応することができます。お子様の健やかな成長のためにもぜひ当院の小児歯科をご活用ください。
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